iPhone/iPad用ライトニング接続USBメモリ「DataTraveler Bolt Duo 32GB」をkingston様からご提供頂きましたので、使ってみました。
iPhoneの16GB版とかだと、データ容量が逼迫してというケースもありますし、iPhoneで撮った写真/画像を元データのまま友人等に渡したいというケースもあるでしょう。iCloudも容量が5GBしかないので、端末の容量がギリギリという場合はクラウドはあまり役に立たないので、こういう大容量USBメモリが一つあると助かります。
主な特徴
基本的にはUSBメモリで容量としては32GB/64GB/128GBがあり、今回レビューしているのは64GB版です。
ただiOSの場合は単に挿せばOKというのではなくアプリ経由での転送が必要で、そのあたりの使い勝手の良さも重要。そのあたりは「Kingston Bolt」というアプリがあり、それを使えば簡単にデータ移動等ができるようになっています。なので、iPhone to PCというような使い方だけでなく、iPhone to iPhone/iPadみたいなデバイス間でデータ転送も相互にアプリさえ入っていれば簡単にできますね。またこのアプリ経由で写真/動画を撮ると、DataTraveler Bolt Duoにダイレクトに保存ができる機能もあります。
そして専用カバーが付いており、「USBメモリにカバー?」と思いきや、カバーを着けたまま接続ができる優れものです。そのあたりは実際使ってレビューしていきたいと思います。
- 接続方式：USB 3.1 Gen 1、Lightning
- 容量：32GB/64GB/128GB
- キーホルダー式ゴムケース付き
- 対応 OS：iOS 9以降
- Lightningコネクタ使用のアップルデバイスのみに対応
- App Storeで「Kingston Bolt」をダウンロードして使用可能
- 保証/サポート：2 年保証、無料サポート
開梱と外観
さくっと開梱していきましょう。
中身はDataTraveler Bolt Duo 64GBの本体と、カバーのみ。非常にシンプル。
DataTraveler Bolt Duo本体。右側がライトニングコネクタで、左側はUSBコネクタになっている。USBは3.1対応なので高速にデータ転送が可能。
カバーを着けたところ。リングがあるので、カラビナを付ければカバンなどにも付けられるし、キーホルダーに付けておいてもいいですね。ただもう少しポップなカラーのカバーがあれば良いなと。
使ってみた
では使ってみましょう。まずはKingston BoltをApp Storeからインストール。(使用したのはiPhone 7 Plus)
インストール後は、DataTraveler Bolt Duoをライトニングコネクタに差し込むと、起動許可画面が出て「許可」を選択すると、アプリが起動してきます。
Kingston Boltアプリで、「すべて」をタッチすれば、写真/動画が一気にコピーされます。iPhoneの引っ越しなどの際は便利。特定のものだけコピーしたければ、写真/ビデオなどから選択してもいい。データ転送は1.5GBの動画データをコピーしたところ2分ほどで完了しました。転送速度は12.5MB/sぐらいですかね。但しPCに接続して転送した際は、USB3.1なので130MB/s程度の転送速度が出ていました。
また上記画面の「キャプチャ」で写真や動画を撮ると直接USBメモリにデータが残る(iPhoneには残らない)ような事も可能です。
なにげに便利なのがこのカバー。カバーされた状態では中途半端にカバーに切れ目が入っていたりして、若干不格好に見えたのですが、実際使ってみるとその訳が分かりました。ライトニングコネクタ側のカバーがこの切れ目のおかげでスルっと脱げて、コネクタ部だけ出して接続できるのです。要はカバーしたまま使える。USB側(PC接続)の際はカバーから完全に取り出さないとダメですが、それでもiPhone/iPadとの接続はこれでだいぶ楽になります。
総括と価格
DataTraveler Bolt Duoを1週間ほど使い倒してみたのですが、普通にPCのUSBメモリとしては高速でストレスがありません。私の場合、iPhoneがメイン機ではないので多少出番が少ないものの、私の周りがiPhone使いが多いため、「貸して－」とか「動画をPCに落としたい」とかレンタル希望が多かったです。仕事バッグにカラビナで取り付けていますが、もう手放せませんね。
特にカバーは秀逸で、カバーをしたまま使えるあたり、Kingstonの配慮がみられる造りです。
一番のネックは価格でしょうか。32GB版が5800円、今回レビューした64GB版は8260円、128GB版は12280円です。多少高めに感じますが、iPhone用のライトニングコネクタが付いたUSBメモリーは他メーカーでもそこそこ高いので、安心のKingston製という点と、アプリ開発、MFi認証などの手間を考えると、これぐらいの価格になるのは理解できます。
初期投資はあるていどしますが、ライトニング接続USBメモリは一つもっておけばかなり便利なので、iPhoneの容量が少ない方や、引っ越ししてデータ移動させたいなどには最適です。
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