【実機レビュー後編】『ILIFE V8sロボット掃除機』~ 拭き掃除もできてフローリングがいつも快適

ILIFE V8sロボット掃除機のレビューです。V8sは発売されたばかりですが、ILIFE様よりお借りすることができましたのでレビューしていきます。
前回は開梱~外観・機能についてレビューしてきたので、今回は実際の掃除や拭き掃除もできるのでその実力を試してみました。

前回のレビューはこちら。

レビュー前編

お掃除能力

さっそく掃除をしてみました。リモコンが使えるので、遠くからでも指示できるのは楽です。

音は比較的小さめ。ルンバ960は結構大きな音で掃除機みたいな「ヴィーン」という音がするのですが、V8sは「シャー」と言う感じで、騒音とまでは感じられない。ルンバのほうはTVを見ているとあまりのうるささにTVを諦めるぐらいですが、V8sは音量アップで対応できるレベルです。掃除能力も確かで、基本的にはルンバとあまり変わらず、端まできっちり入念に掃除してくれる。一度家具の位置を覚えると寸止めしてぶつからないようになります。掃除自体丁寧な動きです。椅子の脚の周りをくるっと回って漏れがないようみっちりやってくれますね。時間も概ねルンバ960と変わらず、このあたりは「ほんとに3万円ぐらいの中級機か?」と疑いたくなるレベル。

掃除の結果も前日のルンバ960のゴミの量と大して変わらないか、より多くを取ってきました。

難点も

基本的にはフローリング+畳の部屋の我が家なんで、ロボット掃除機向きな状況ですが、いくつか気になった点もありました。

まずは敷物系。我が家はいくつかでラグマットを敷いているのですが、重くないラグはちょっと苦手。回転ブラシがラグの下に入って、それが引っかかって乗り越えられない。それでもこのV8sが優秀と思うのは、回転ブラシを回さない/確度を変えるといった事をトライするのです。そのため、何回か目のトライで成功する事も多く、一概に「難点だ」とも言い切れないところもあります。まぁこのあたりは「ロボット掃除機使うならできるだけ固定できるように考えろよ」というお叱りを頂きそうな事はよく承知しています。もちろんそうすべきなんだけど、奥様は「機械に合わせて生活スタイルを変えるだと?」と言うのですよ。なのでできればV8sも難なく乗り越えて欲しかった所です。(ルンバができるだけにね)

また、バーチャルウォールがない点は覚悟しておくか対策が必要です。こうなります。TV台の下等にあるケーブルをちゃんとまとめておかないと、「入ってほしくない所にも行く」事になるので、対策を講じておく必要があります。ILIFEさんに聞いたところ、オプションでバーチャルウォールの販売もしないタイプなので、「家中で入られては困る場所」が無いようにしておく必要があるのはやや面倒です。(これが嫌なら他製品を買うしかない) しかしこれもラグと同じで、ロボット掃除機使うならケーブル類は天敵とも言えます。そのため難点というよりは「ものぐさやめろ」って事です。はい。ケーフル類が引っかからないようにしておくことは、ロボット掃除機を使う以上必須対策です。

フローリングの水拭きは癖になる

水拭きタンクがあるので、こちらも試してみました。掃除用のダストカップを外して水拭き用タンクと交換するのですが、その前に水拭き用タンクに水を入れます。

水を入れる量は最大で300mlまで。今回は200ml程度入れてみました。

あとは普段通り掃除スタートするだけ。但し水拭きの場合は、ラグなどの敷物系は外す事、入ってほしくない場所(畳とかTV台下とか)をブロックすることが必要です。

V8sのモップ部分は、入れた水が少しずつしたたり落ちるようになっていて、常に絞った雑巾のように濡れている状態。これで床を拭き掃除してくれます。床をゴシゴシこすってくれるわけではないので、あくまで上っ面を拭く程度なのですが、これだけでも全然違う。裸足で歩くと肌触りが違うのが分かる。いままではさらさらとしていたのですが、拭き掃除後はしっとりという感じ。週1回は外出時にテーブルの椅子とか全部どけて拭き掃除してもらおうという習慣になりました。

掃除後はモップ部分は外せるので手洗いして乾かせばOK。クイックルワイパーするより断然楽。

まとめ

●Good

  • 動作音は比較的静かでTVも見れる
  • ごみはしっかり取れる
  • 拭き掃除は完璧ではないが便利
  • フローリング主体で活躍してくる

●Bad

  • 絨毯/敷物が多い家庭向きじゃない
  • バーチャルウォール非対応

1週間ぐらいルンバ960と交互に使いながら試していたのですが、掃除能力に関してはほぼ同等で不満無しです。充電ステーションへの自動帰還は数回に1回は直前で困惑してエラーになることもありますが、これはルンバだって多少はありますので、特に問題ありません。V8s自体は絨毯に絡まった髪の毛とかを取れるローラーがないので、基本的にはフローリング向きです。ペットの抜け毛とかが多い方は、そういうの気にして絨毯とかは少ないと思いますけどね。

あとバーチャルウォール非対応なので、私のように普段バーチャルウォールに頼り切ってTV台下にケーブルがある家庭ではちょっと対策が必要。と言ってもこれを機に雑然としていたケーブルを綺麗にして床に置かなければ、TV台下がいつもV8sが掃除してくれて綺麗(ゴミがたまらない)になるので、本来はそうすべきです。ただペットのいる家庭とかだとご飯とか水とかの容器をロボット掃除機が移動させちゃうって事もあるので、ケーブル絡みだけでなく「ここは入ってほしくない」って所をブロックできないのはちょっとマイナスとも言えます。

拭き掃除はやっぱりあると助かります。フローリングを水拭きしている程度ですが、それでもやるとやらないでは素足でフローリングをあるくと体感出来るぐらい違います。頑固な汚れを落とすときはクイックルワイパーとかでゴシゴシ床拭きしなきゃイケないのですが、フローリングのお手入れとかワックスの効果を保つために毎週1回拭き掃除してもらうって感じだと有効です。

価格は以下に書いてますが3万円程度で発売されています。性能的には中級機で、なんでもできるわけではないものの、フローリング主体であればこれ1台あればかなりお任せできちゃうロボット掃除機です。

価格

価格は31,900円でAmazonにて販売中です(記事作成時点の価格)。

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