4Kアクションカメラ 「MUSON Ultra1」をMUSON様からご提供頂きましたのでレビューしていきます。
ハウジング無しで10mまで使える防水レベル、4K 60fpsで撮影でき、6軸EIS補正もついたアクションカメラで、しかも1万円強という超低価格です。
主な特徴
MUSON Ultra1は4Kアクションカメラ。
背面は2インチの非タッチディスプレイがあり、動画は4K 60FPSまで撮影でき、写真なら20MPで撮影可能。6軸手ぶれ補正(EIS 2.0)付なので、ブレの少ない動画撮影ができます。更にリモコンも付属し、手やマウンターに付けての撮影も本体に触らずに撮影開始/停止ができます。
またハウジングなしで10m防水対応となっているので、水中での撮影も可能です。
これで価格は1.2万円と、廉価ですが性能的には高級機並です。
- ビデオ解像度:4K(30fps / 60fps) 1080P(30fps / 60fps / 120fps) 720P 240fps
- 静止画像解像度:20MP /14MP /10MP /8MP
- バッテリー:1350mAH*2
- 充電時間:約4時間(5V / 1A場合)
- 電源周波数:50Hz/60Hz
- 【パッケージ内容】カメラ本体X1、バッテリーX2、リモコンX1、USBケーブルX1、デュアル充電器X1、日本語説明書X1、 ほかのアクセサリー
開梱と付属品
それでは開梱して内容物を見ていきましょう。
付属品は紹介しきれないぐらい多数あります。
主なところでは本体の他にmicroUSBケーブル、充電台、予備バッテリー、リモコン等々があり、その他は様々なマウンターです。GoPro Heroシリーズと互換性があるので、既にGoProを持っている方でも使えるのは汎用性があっていいですね。
マニュアルは多言語版で、日本語表記もあります。内容もしっかりと解説されているので、初めてアクションカメラを使うという方でも困らないでしょう。
MUSON Ultra1には1,350mAhのバッテリーが搭載されていますが、更に予備バッテリーと充電器も付属します。
本体側はmicroUSBで直接充電も可能ですが、充電器があることで予備バッテリーを効率的に充電できます。
外観と使い勝手
前面にはレンズだけ。
上部に電源/モード切替ボタン、録画/シャッターボタンがあります。
後ろから見て右側に選択用の上下ボタン。
左には蓋があり、開けるとmicroHDMI、microUSB端子が現れる。今の時代にmicroUSBというレガシー端子があるのは多少げんなりですが、価格的にも1万円強なのでここはコストダウンの為仕方ないのでしょうね。
背面の2インチディスプレイ。このサイズなら画角や撮った後の映像確認もできるので充分。ただタッチ対応ではないので、右にある上下ボタンと上の録画ボタン(決定ボタン)を併用していくので、操作性はタッチ画面タイプに大きく劣ります。ただ設定等は最初頻繁に触るものですが、ある程度使うとあまり触らなくなるので、タッチ画面はあったほうが良いけどなくてもそれほど困らないが実情でしょう。
下部には、バッテリーとmicroSDスロットがあります。microSDに関してはClass10、U3以上でないと4K 60fps撮影ができない(データ保存速度が間に合わない)ようです。私の手持ちのClass10 microSDカードでは4K 30fpsまでしか撮影ができませんでした。
マウンター用ハウジング。MUSON Ultra1をかちっとはめ込むだけの仕様で、取り外しは簡単です。
はめ込んだところ。以前のマウンターと、GoPro Heroシリーズ用のマウンターがセットになっているので、この状態から様々なマウンターに取り付けが可能となっていきます。
アプリ
アプリをインストールしておくと、WiFi接続でMUSON Ultra1をコントロールできるようになります。
アプリ名は「iSmart DV app」で事前にGoogle Play/App Storeからインストールしておきます。
インストール後は、MUSON Ultra1をWiFiモードにして、スマホからUltra1のアクセスポイントに接続します。
あとはアプリから「機器追加」をすればOK。
アプリからは録画指示が出せるので、カメラが離れた場所にあると便利です。撮った画像の確認や、設定変更やバッテリー残、microSDの容量確認もできるので、小さい2インチ画面でいちいち確認しなくていいのは楽です。
ただ遠隔カメラ録画開始/停止は付属のリモコンがあるし、アプリがないと困るような事はなく、使わなくてもそのままアクションカメラとしても使えます。あくまで使い勝手が若干向上しますという感じですね。いちいちWiFi接続モードにしないといけないのも手軽さはありません。
撮影してみた
撮影した動画を以下にまとめてみました。
手持ちで歩いたり、車載してEIS(6軸手ぶれ補正)の効果を試したり、水中撮影をしてみました。
撮影した動画をみて思うのは、まずEISは素晴らしい効果を発揮しています。
車載ではこんな感じでバイザーに挟んで撮影しているのですが、当然アーム自体は結構揺れるのです。が、撮影した動画はあまり揺れません。EIS無しだとさすがに段差でガタガタしますが、EIS有ではジンバル無しなのにスムーズな動画が撮れています。これはほんとに1.2万円なの?というレベル。
撮影した動画自体も派手さは無いものの、見た目に忠実な映像に仕上がっています。白飛びもないし、ノイズもほぼ無い。
水中撮影も暗い場所を撮影してみたりしましたが、この価格帯としては明るく撮れてますし、言う事ないですね。若干ノイズ音がうるさいなという程度。
ディスプレイも太陽光下で見やすいです。
水中撮影で、いちいちハウジングケースを着けなくてもそのままで防水なのはやはり圧倒的に便利。コンパクトだし使い勝手は抜群。これからの季節、海にや川などに行くときもあると思いますが、ハウジング無しで10m防水なので、水中撮影が気楽に撮れるのは大きなメリットです。
総括
約1.2万円という価格ですし、あまり高い期待はしてはいけないという思いもありましたが、結論から言うと「安価なアクションカメラとは言え、侮れんな」です。
画質は良いし、EIS手ぶれ補正は優秀だし、本体単体で防水で使い勝手良い。4K60fps撮影ができるし、これだけできて1.2万円は充分安い。
GoPro Hero9のようにフロントディスプレイではないし、タッチ対応ディスプレイでもない。
充電がmicroUSBなのも少し気になります。
また他にもマイナス面はあり、それはアプリ。アプリ自体は過不足無いのですが、積極的に使いたいような機能が少ない。
ちょっとこのあたりは勿体ない気もしますが、不満なら使わなくても良いだけ。
これらはあくまで利便性向上であって必須機能ではないため、ある程度限られた予算、、、そう、1.2万円で買えるアクションカメラとしてはダントツオススメです。もしEIS無しのアクションカメラを持っているなら、是非MUSON Ultra1を試して欲しいです。手ぶれ補正はあると無しでは全然違いますよ。
価格
AmazonのMUSON公式ストアでは、12,580円で販売中。(記事作成時点の価格)