4K 60fpsで撮れるアクションカメラ 「AKASO Brave8 Lite」をAKASO様からお借りできましたのでレビューしていきます。
前後デュアルディスプレイ、ハウジング無し10m防水、スーパースムース手ぶれ補正など、高機能でありつつも2万円台後半という低価格が魅力なアクションカメラです。
主な特徴
AKASO Brave8 Liteは4Kアクションカメラ。
Go Pro Heroシリーズと同様に前後デュアルディスプレイで、自撮りも簡単に撮れます。
前面は1.22インチ、背面は2.0インチのタッチディスプレイ。
動画は4K 60FPSまで撮影でき、写真なら20MPで撮影可能。バッテリーも標準で2個付いてくるので、取り替えつつ長時間撮影が可能。
またハウジングなしで10m防水に対応しています。全てを覆ってしまうハウジングケースだと、タッチ操作ができないわけですが、Brave 8 Liteはどんな環境でもタッチ操作が可能となっているのも大きなメリットです。なお別売りの専用ケースを使えば60mまでの防水も可能。
開梱と付属品
中にはこれでもかと多数の付属品があります。主なところでは本体の他にUSB Type-Cケーブル、充電台、バッテリー(合計2個)、リモコン等々があり、その他は様々なマウンターです。GoPro Heroシリーズと互換性があるので、Brave8 Liteだけでなく他にもGoPro関連マウンターを持っていたという方にはいろいろと使い道がありそうです。
マニュアルは図解入りで説明されるので分かりやすい。
但し日本語表記もありますが、細かい使い方はダウンロードしてPDFで見てねという仕様。
バッテリーは最初から2個添付されています。充電器はUSB Type-C端子なので、普通にスマホ充電器で充電が可能な点は汎用性が高くて良いですね。
またちょっと凄いのかリモコンで、使い方は普通にただのリモコンなのですが、このリモコンは充電式でしかも背面にUSB Type-C端子があります。
ここだけmicroUSBであったり、ボタン電池だと、いざという時に使えないとかケーブルを別途持っていく必要があるなど面倒なことになります。全ての充電デバイスをUSB Type-Cに統一したAKASOさんは素晴らしい。
あとはハウジングケースがあり、これをつけるとGoPro系のマウンターとして機能し、アタッチメントパーツを取り付けられるようになります。
外観
前面にディスプレイとカメラがある造りになっています。このディスプレイのおかげで自撮りが圧倒的にしやすくなる。
ディスプレイは2インチのタッチ対応。反応速度もよくサクサクとメニュー選択等が可能です。またハウジングケースを着けてもタッチ操作が可能という点はとても大きなメリット。もうこの方式以外は選びたくないというほど便利です。
上部には録画(撮影)ボタンと左側には電源ボタンがあります。電源ボタンはDispと書いてあるように画面オフが可能です。
ちなみにケースを着けても、このようにボタンはちゃんと押せるので本当に使いやすい。
背面から見て右側にはMボタン。撮影モードの切り換え、また長押しでフロントディスプレイ側に映像を映します。これで自撮りがしやすくなります。
左側にはカバーを開けると、USB Type-C端子とmicroSDカードスロットがあります。
直接本体に充電も可能です。
設定項目
動画解像度や、手ぶれ補正、風切り音低減、ボタン操作音等々、結構細かく設定できますし、アクションカメラで必要な項目は概ねカバーされています。動画は4K/60fpsまで可能なので、高画質で録画が可能。
アプリも使える
アプリは「AKASO GO」で事前にGoogle Play/App Storeからインストールしておきます。
スマホ連動アプリ「AKASO GO」を使えば、アプリから録画指示が出せるので、カメラが離れた場所にあると便利です。撮った画像の確認や、設定変更やバッテリー残、microSDの容量確認もできるので、Brave7LE本体の小さい2インチ画面でいちいち確認しなくていいのは楽です。
SuperSmooth手ぶれ補正機能は注意が必要
またちょっと注意が必要なのが、SuperSmooth(Super手ぶれ補正)という手ぶれ補正機能。この手ぶれ補正機能は機能自体を有効にしていることと、もう一つ重要なのが「最終的にAKASOアプリでSuperSmooth動画に変換が必要」という点。
*以下のHyperSmoothはアップデートでSuperSmoothという名称に変わります
手ぶれ補正機能オンだけではダメです。が、普通に撮って後から「手ぶれ補正したい」もできないので、とりあえず手ぶれ補正機能はオンにしておいて、あとから変換するかどうかを選択すると良いと思います。
この変換自体も少し面倒ですが、変換すると変換前、変換後の2動画がSDカードに残るので、容量が2倍になってしまうのも少し難点。ただそれでも後ほど動画でまとめますが、SuperSmooth機能は圧倒的でジンバルで撮影しているかのようにスムーズです。手ぶれ補正機能自体は「通常」というモードもありますが、SuperSmoothはかなり強い補正がかかるので、個人的にはこちらのほうがオススメ。
撮影してみた
外に持ち出して使ってみました。使用感や各種シーンでの撮影は、以下動画にまとめてありますので、実際の撮影動画を確認しつつ見て頂ければと思います。
AKASO Brave8 Liteはハウジングケースを着けなくても10m防水があり、そのまま使えるのが便利です。
一般的なハウジングを使った防水アクションカメラの場合、構造上基本マイクが使えなくなり音が録りづらい(本体マイクがケースの中にはいってしまうので)、タッチディスプレイが使えないなど、操作性や機能に支障がでますが、AKASO Brave8 Liteはその点、なんの心配もなく使えるのが良いです。
動画では手ぶれ補正はデフォルトオフをオンにして、4KやフルHDで撮影していますが、手ぶれ補正機能無しだとかなり揺れるのですが、SuperSmoothの手ぶれ補正機能をオンにし、アプリで変換すると断トツにスムーズです。
夜間では多少ノイジーな面もありますが、光量を考えれば非常によく撮れており、私がたまにいく夜釣りでも活躍してくれそうです。
総括
実際使った感想としては画質良いし、SuperSmoothという強力な手ぶれ補正が大きな強みでもあるし、またハウジングケース無しでも10m防水で使い勝手がとても良いです。
充電器もリモコンもUSB Type-Cで統一されているので、あれこれケーブルを持ち歩かなくても良いのは楽ですし、ほんとによく考えられています。
価格的に2万円台後半ですが、GoPro Hero12は5万円以上しますし、半額程度と考えれば高くはない。
5万円のカメラを買うのは勇気が要りますが、そこまで本格的に撮影しなくても、雨の日だろうと水中だろうと、船上だろうとアウトドアだろうと気楽にもちだして、ジンバル無しでも安定して撮影ができるアクションカメラが欲しいなら、AKASO Brave8 Liteはかなりオススメです。
価格
AKASOの公式ストアでは、199.99ドルでセール中です。