中華なスマートウオッチ『No.1 A10』が届いた! 遊んでみた 【後編】

以前からお送りしているNo.1 A10スマートウォッチレビューも3回目。
こんなマイナーなスマートウォッチのレビューなんてあまり見る人いないんじゃないかとか思いつつ書いていたのですが、意外とPVは好評でした。

それだけ「スマートウォッチには興味があるけど、数万円も出すなら買わない」という層が多いのかなとも思いますし、「変なもん使ってるな」という興味本位で診ている方も多いのかも知れません。どちらにしても見ている人は多いという事で私も楽しんで書いた甲斐がありました(汗)

このA10ですが、現時点での正直な感想を言うと「チープ。だけどそこそこ使えて遊べる」というようなデバイスです。

どの程度使えて遊べるのか、今回はそのあたりをお送りしたいと思います。

スマホ連携アプリのインストールで困った困った

機能としては心拍計(Heart rate monitor)や、歩数計(Pedometer)が付いているので、もちろんその機能は使えます。 こんな感じ。心拍数 99/分って言われてもピントこないけど、ちゃんと計れている模様。

ですが、こういう活動計は、スマホと連動して履歴を蓄積していってこそです。

そのアプリはマニュアルのQRコードが付いていて、そこからインストールができる。

するとこれはGoogle Playのアプリではなく、apkをダイレクトインストールするものという不安感。

でも仕方ない。やるしか無いのだ。
※apkからのインストールはスマホ側の「設定」の中にある「セキュリティ」を開き、「提供元不明のアプリ」をOnにしておく必要があるので、事前に設定が必要。

次の画面では、「Mediteck_SmartDevice_W1515MP.V5.apk」というファイル名であることが分かる。 

中国語で分からないが「高速下裁」をタッチしてダウンロード。

「この種類のファイルはお使いの端末に悪影響を与える可能性があります」というメッセージがでる。まぁ覚悟しているので「OK」する。

「百度云」というアプリが、非常に多くのアクセス権を必要としている・・・怖いが、基本的にはスマホの通知や電話をスマートウォッチに転送するための権限だから仕方ない。分かってはいるけど野良中華アプリをインストールするのはちょっと抵抗がある。

しかしここを乗り越えると無事インストール完了。

早速アプリを立ち上げる。するとまずは登録が必要との事。

登録が必要なのだが、ここでスマホの電話番号の入力が必要で、実はここで弾かれる。
私のスマホは当然ながら日本で使うので日本の電話番号を入れるのだが、「この番号じゃダメよ」と弾かれるのだ。

つまり登録ができないわけで・・・一旦断念。

ここでNo.1の方に連絡を取ってみると、「ここからDownloadできるよ。こっち使って」と。

MediaTek SmartDevice App NO.1 G2 Connect Android

こちらは英語版のソフトウェア「Mediatek SmartDevice」で、中国以外のユーザーはこちらのLinkからダウンロードして使うものだそうです。表記は他機種ですが、アプリは同じものだから使えると。

最初から言えや・・・

こうした珍問答も中華デバイスだからこそではありますが。

さて、アプリのapkファイルをインストールするとやっと使えるようになります。ふぅ。

ちなみに「Mediatek SmartDevice」は、インストール後に「アップデートがありますよ」という通知が来て、アプデすると「FunDo SmartDevie」という名称のソフト名に変わります。機能的にはほとんど変わりませんけどね。

「FunDo SmartDevie」の設定方法

A10スマートウォッチとの連携アプリ「FunDo SmartDevie(Mediatek SmartDevice)」はスマホが受け取った通知をA10側に知らせる重要なアプリです。

ただデフォルトではスマホが出すあらゆる通知全てをA10で通知してしまうので、頻繁に通知が来てしまいます。

そこでアプリの「Notification」を押して、どのアプリの通知をOnにするか設定します。まずは全てのアプリ通知が許可されているので、必要なアプリだけに絞ってしまう方が良いです。

このアプリが出来ることは基本的にはこれだけ。

ん?と思いません?

活動計としての履歴が取れないアプリ

A10には歩数計、心拍、睡眠モニターなど、あらゆる活動計が入っています。

その履歴は・・・どうやら取れない模様。

活動計の継続的な記録ができないと、毎日計測し続けていてもなんら意味がないんですけどねぇ。FitBitのような素晴らしいものをとは言いませんが、うーん・・・これだけか。
「今日は10,000歩は歩いたね」とか「昨晩はよく眠れたっぽい」ってスポットで分かってもなんの意味も無いわけで、、、、蓄積してこそだと思うんですけどねぇ。

こういう所はなかなか中華デバイスの難しい所だと感じます。

メール等の通知はちゃんと受け取れる。但し・・・

通知設定したアプリからの通知は、基本的には受け取れます。

gmailへの着信もこのように。

但しA10には日本語フォントが無いので、日本語の部分は□□□□と□に変わってしまいます。

一通りアプリ通知はきちんどできるのですが、LINEの通知はダメでした。うーん。

電話の発着信もできますが、こちらも日本語が表示できないので、宛先が不明・・・
送信者名が日本語で、メールタイトルと中身が日本語ONLYなら読み取れません。とりあえずはなんとなく誰からメールが入ったかは分かる程度。ただまた指定したアプリからの通知も来るので、「お。Amazonから頼んだ商品が出荷されたな」とかをA10スマートウォッチはバイブレーションか着信音で知らせてくれるのは便利です。

スマホをカバンや内ポケットに入れていて、メール等のお知らせを受け取れるので、わざわざ取り出して見るほどの内容ではないものかどうかを腕時計で分かるのは使って分かった便利さでもあります。(英語タイトルであればという条件が付きますが・・・)

Find My Deviceが面白い

Find My Deviceという機能がA10にはあります。

「あれ?スマホどこいったっけ?」という際に、A10側から「Find My Deviceを起動させると、スマホから音が出て「あーここにあったか」と分かるもの。」逆にスマートウォッチが無くなった場合は、スマホアプリ「FunDo SmartDevie」からFind My Deviceをタッチすれば、A10から音が出るわけで意外と便利そう。

ただ、ペアリングしている間だけが有効=Bluetoothの飛ぶ範囲のみと限定されるので、だいたい10mぐらいだと思いますけどね。と言う事でおもちゃとして楽しい使い方って感じです。はい。

リモートシャッターはスマートウォッチ側にもカメラ映像が映る

A10にはリモートカメラという機能があります。まぁ一般的にはカメラのシャッターを手元で切る(シャッターボタンを押すだけ)のが普通です。

しかしA10はカメラ画像をスマートウォッチ側で見ることができます。Bluetoothですから、スマホをどこかにに設置して、別の部屋でリアルタイムでカメラ画像を見ながらシャッターを切るなんてことも可能。但しBluetoothでの画像転送なので、0.2-0.3秒に1コマぐらいの動画というか静止画の連続なので、「いまだ!」という瞬間には撮れず、すこーし遅れます。という事でこちらも「意欲は買うけど実用性は・・・」みたいな使い方です。

総括:使えそうで使えない機能もあるけどなかなか面白いスマートウォッチ

活動計の記録を録り溜める事ができないのは残念だし、日本語フォントが無いから電話帳もメールも文字化けするのは残念。

だけど、これらの事は私の勝手な「こうだったらいいのに」という思い込みであり、そもそもメーカーは売るときにアプリで活動計がとり溜められるとも言っていないし、日本語が使えないのは100も承知で使っているわけだから、この不満をメーカーと製品にぶつけるのは筋違い。

メーカーを擁護しているわけではないけど、少なくとも私の期待値に届いていないのも事実で、そういう意味では「もう一歩だな」と思う。

しかし、メールが来たとか電話掛かってきたとか、特定のアプリの通知を腕時計で受け取りたいという人にとってはある程度満たされるものです。

リモートでカメラシャッターも切れるし、スマホで音楽を聴いていれば、A10で次の曲に飛ばしたりと言ったミュージックコントロールもできる。

こういう使い方で充分という方には面白いおもちゃです。

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・No.1 公式サイト: A10 SmartWatch
・GearBest販売ページ: NO.1 A10 3-proof Outdoor Sports Smart Bluetooth Watch
・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い

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