中国のタフネススマートフォンメーカー NOMU様より、「NOMU S30」をお借りできましたのでレビュー致します。
NOMUからは、タフネススマホ3兄弟 : S10/S20/S30がリリースされていて、S30は一番ハイスペックでデカくて重い端末になります。主なスペックはこちらを見て頂ければ分かりやすい。SoCはMediaTekのHelio P10、RAM 4GB RAM + 64GB ROMというなかなかの構成です。ディスプレイは5.5インチで、解像度は1920×1080のフルHD。スマホとしてはミドルレベルですが、IP68防塵防水タフネススマホとしてはこれだけのスペックかなり破格で、一般的には「タフネス=ローエンド」が多いのが現実。私の持っているau TORQUE G02なんて、一応現行機にも関わらずSnapdragon400ですからね。AnTuTuベンチマークでも30,000そこそこで最近のゲームとかは厳しい。その点S30はMediaTekとはいえ、Helio P10の 2.0GHz オクタコアSoC搭載で、そこそこの性能は期待できます。
バッテリーも大容量で5000mAhも搭載し、充電できないハードな状況にもある程度耐えられます。IP68防水防塵で、水中でも30分使える仕様はまさにタフ。
そんなS30を今回は開梱~外観チェックをしていきます。
主要スペック
- CPU :MediaTek Helio P10 MTK6755 64bit octa-core 2.0GHz
- RAM: 4GB
- ストレージ: 64GB
- ディスプレイ : 5.5インチ フルHD解像度(1920×1080)ディスプレイ Gorilla Glass 3
- OS: Android 6.0
- バッテリー : 5000mAh
- カメラ: 13MPリア(SW補正で16MP相当) / 5MP フロント(SW補正で8MP相当)
- SIMサイズ: Dual sim Dual Standby, Micro SIMx2
- microSD: 最大32GB
- USB : Micro USB interface
- GPS :GPS&AGPS,Glonass
- センサー : Gravity sensor, Brightness sensor, Proximity sensor, Accelerometer, eCompass,Gyroscope
- WiFi /Bluetooth :802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth4.0
- サイズ/重量: 162×83×13.35 mm / 260g
- ネットワーク:2G GSM:850/900/1800/1900(B5/B8/B3/B2)
3G WCDMA:900/2100(B8/B1)
4G FDD-LTE:850/900/1900/2100(B5/B8/B2/B1)
FDD-LTE:800/900/1800/2100/2600(B1/B3/B7/B8/B20)
- 日本語ロケール: あり
- カラー : グレー/シルバー
- その他 : NFC
細かい内容は別途以下の記事もご覧下さい。
・タフネススマホなのに5.5インチフルHDでHelio P10と4GB RAM搭載『Nomu S30』はなかなか良さそう
開封
早速開けていきます。NOMUのスマホなんて初めてなので、どんな感じかワクワクです。開梱すると早速S30スマートフォンが登場。背面のカーボン調がかなりかっこいい。同梱品は、microUSBケーブル、USB充電器、マニュアル一式。USB充電器はご覧の通り、日本では使えないタイプなので、変換コネクタが必要。ただ変換コネクタを付けるとかなり大型化するので、別途USB充電器を用意したほうが早そう。マニュアルは英語もあり、中国語よりは遙かに理解し易いので助かる。とは言っても、このスマホを輸入してでも使いたいという方にはマニュアルは必要ないレベルでしょうけどね。ディスプレイには保護フィルムが貼ってあります。剥がすとその下にはフィルムが・・・ありません。ゴリラガラス3の強さを信じるか、必要であれば別途保護フィルムを買うことになります。起動してみましたが、初期設定では日本語が最初から選択でき、以後全て日本語でセットアップできました。NOMU曰く、今後は日本でも売っていきたいようで、そういう意味で日本語は最初からサポートしているそうです。
外観チェック
S30の外観です。5.5インチの液晶にフルRugged状態なのでかなり大きい。とは言っても、5.9インチのHUAWEI Mate9と比較すると上下方向と厚みの部分で多少大きい以外はそれほどデカいわけではなく、あくまで5.5インチだと思って持つとデカいだけです。なのでサイズ的に持てないほどというわけでもなく、片手でも意外とすんなりと持てます。ホームボタン周りはタッチセンサー式。グローブとかしていると反応しない。物理キーじゃないという点で、そういう用途ではグローブを外す必要があるのはちょっと難点。下部側面にはスピーカーとmicroUSBがある。microUSBはゴムパッキンで隠されているので、外さないと充電出来ません。左側面にはSOSボタンがある。このボタンを3秒ほど押し続ける事で、設定しておいた電話番号に連絡できるショートカットボタンになっている。但しカメラ等のべつの機能にも割り当てられるので、どちらかというとこちらの用途のほうが便利。上部にはイヤホンジャックがあります。こちらもゴムカバーで隠されている。microUSBにしてもイヤホンジャックにしても、別段特殊な事はなく、以前レビューしたUlefone ARMORのように専用のケーブルが必要といった事がないのは良いですね。(Ulefone ARMORが特殊なんですが)右側。こちらには電源ボタン(丸いところ)とボリュームボタンがある。丸とバーなので感覚的にも「ここが電源だな」と分かりやすい。こういう指の感触で分からせるデザイン/ユーザビリティへの配慮はなかなか好感が持てますね。サイドモールはメタルで、その他の部分はラバーになっています。お借りしている端末ですが、「落下テストも是非やってくれ」と言われているので、次回レビューで実践してみようかと思います。背面。カーボン調で渋いです。上部には13MPのカメラがあります。カメラの画質に関しては次回レビューします。NOMUのロゴの部分は外せるようになっていて、取り外すとmicroSIMスロットx2とmicroSDスロットが現れる。各々、このようにスロットカバーを開け、カバー側に差し込んでから閉じて固定するという方法になる。 ざっと外観レビューしてきましたが、タフネススマホにしては重厚さはあるものの、変に持ちにくかったり、使いづらいとかもなく、比較的美しくまとまっているデザインと機能性だと思います。
重さ
スペック上は260gですが、実際は274gでした。更に14g重いとは・・・ただこの重さになってくると、14g軽くてもあまり変わらないとも言えますね。タフネススマホであれば基本的に200g以上が当たり前ですし、5000mAhバッテリー、5.5インチというサイズという面を考えれば、妥当な重量。厚みと重さは確かにありますが、手に馴染むデザインと言う事もあり、意外と数字に表された重さよりは軽く感じます。ただこのスマホを片手で持ったまま1時間電子書籍を読もうとまでは思いませんけどね。あくまでアウトドアや水回りのレジャーという環境でも「サクサク動作するスマートフォン」としての利用では優秀な感じではあります。普段使いであっても、電車の中で片手で使うのはちょつと重いと思います。
もっと軽いのが欲しければ、NOMUではS10/S20という端末があり、S10で221g、S20は169gなので、軽いけど防塵防水タフネスという端末が欲しいならこちらを選択するのもありですね。但しスペックがだいぶ下がりますので、そこだけは取捨選択が必要となってきます。
次回、落下テストや、ベンチマークやカメラ画質比較など、もう少し使い込んで感想を取り纏めたいと思います。
Nomu S30の価格
NOMU S30の価格は、GearBestで約2.4万円でセール中(2017/04/23時点)。 カラーはーブラックとシルバーがあります。
・GearBest販売ページ: Nomu S30 4G Phablet
セール価格ではありますが、この価格ならスペックを考えると安いですね。
関連記事/リンク
・メーカー公式ページ : http://nomu.hk/
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