ハイエンドハイコスパスマートフォン『OnePlus 6』のレビュー後編です。
今回は日本語やプリインストールアプリケーションの確認、ベンチマークのスコアはといった基本的な点、そして外に持ち出してカメラを試してみました。
前回のレビューはこちらから。
日本語化
OSはAndroid 8.1ベースのOxygen OS 5.1.3なのですが、初期セットアップ時から日本語及び地域「日本」が選択できました。
設定等もほぼ完璧な日本語化がなされています。
技適に関しては当然ながらサポートしていませんね。
プリインストールアプリケーション
以下はプリインストールされているアプリケーションの一覧です。
Google Play(Playストア)やGmailといったGoogleアプリと基本的なシステムアプリだけといった内容です。余計な中華アプリも一切入っていません。
ベンチマーク結果
OnePlus6はSnapdragon845という現状では最高のSoC(CPU)を搭載していますが、その実力をAnTuTuベンチマーク(Ver7)で試してみました。今回試しているOnePlus6は6GB RAM + 64GB ROMでOnePlus6としては低スペック版です。
結果としては、「287343」と当然ながら極上の好結果。
XPERIA XZ2が同じスナドラ845ですが、XZ2は26万点台だったものの、OnePlus6は28万点と2万点も差がつきました。
実際、動作はキビキビで快適そのもの。カメラ、Web、設定、プリインストールアプリなどなど、一通り触っていて「モタつく」「遅い」などは感じません。私はスマホゲームはあまりしませんが、この性能なら存分に楽しめるはずです。
※AnTuTu Ver7の過去結果比較
機種名 | SoC(CPU) | AnTuTu Ver7スコア |
---|---|---|
OnePlus 6 | Snapdragon845 | 287343 |
XPERIA XZ2 | Snapdragon845 | 266288 |
XPERIA XZ2 Compact | Snapdragon845 | 265800 |
Xiaomi Mi MIX 2S | Snapdragon845 | 258741 |
HUAWEI P20 Pro | Kirin 970 | 210380 |
XPERIA XZ1 Compact | Snapdragon835 | 205788 |
HUAWEI honor 9 | Kirin960 | 165134 |
Elephone U Pro | Snapdragon660 | 140784 |
ZenFone5 ZE620KL | Snapdragon636 | 139085 |
ZenFone4 | Snapdragon660 | 137253 |
Xiaomi Redmi Note 5 | Snapdragon636 | 115626 |
HUAWEI honor8 | Kirin 950 | 97517 |
TECLAST M89 | MediaTek MTK8176 | 97775 |
XPERIA XA2 Ultra | Snapdragon630 | 90087 |
HUAWEI nova lite 2 | Kirin 659 | 89273 |
Vernee Active | Mediatek Helio P25 | 79228 |
KOOLNEE K1 Trio | Mediatek Helio P23 | 67080 |
UMIDIGI A1 Pro | Mediatek MT6739 | 45258 |
カメラ
OnePlus6を外に持ち出して、Galaxy Note8とカメラ性能の比較をしてみました。背面のカメラは20MP+16MPのダブルレンズで、背景をぼかしたポートレートモードでの撮影も可能です。
写真例(対比は上がOnePlus6/下がGalaxy Note8)
秋葉原風景
神田明神
ポートレートモードでのボケ感のある写真
上段がOnePlus6、下がGalaxy Note8ですが、ほぼ遜色なし。秋葉原の風景写真や、神田明神の写真は「どこが違う?」と探さないといけないぐらい。Galaxy Note8のほうが若干明るめの色合いかなぁというぐらいで、本当に差がない。
ポートレートモードの写真では、ややOnePlus6のほうが暗めですが、色合いとしてはこちらのほうがリアルに近い。
カメラはOnePlus5Tから格段によくなっているわけではありませんが、Galaxy Note8と価格が1.5倍以上の開きがあることを考えると十分な完成度といえます。
まとめ
●Good
- ディスプレイはAMOLEDで発色もよく綺麗
- 背面はガラス仕上げで高級感アップ
- ノッチは比較的小さめで好感が持てる
- 写真が綺麗に撮れる/ポートレートモードも美しい
- AnTuTuベンチマークで28万点越えとパワフル
- 国内3キャリアプラチナバンド対応
- 高いスペックバランスにも関わらず500ドル以下で買える
●Bad
- ノッチ嫌いな人にはかっこ悪く見える
OnePlus 5Tまでは「性能ダントツだけどデザインは普通」でしたが、OnePlus6はフロント側はノッチディスプレイで迫力を増し、背面はガラス仕上げで高級感を増してきました。これにより遙かに質感があがりワンランク上のスマホになりました。カメラの性能も5Tから比べるとそれほど上がっているわけではないものの、5Tの時点ですでにかなりのハイレベルにあったわけで、今回の比較でもGalaxy Note8とほぼ遜色がない出来であることがわかります。
スペック面ではスナドラ845、6GB RAM(8GB版もあり)、ストレージはUFS2.1対応とこれでもか超ハイエンドで、負荷のかかる重いゲーム目的であっても十分欲求を満たしてくれます。また国内3キャリアプラチナバンドにも対応。それでいて価格が安い時やクーポンであれば500ドルアンダーで買える。OnePlusは本当に死角のない恐ろしいスマホになってしまいました。次はディスプレイ内指紋認証に対応したら、本当に怖いものなしですが、軽くその高みに到達してしまいそうですね。
OnePlus 6の価格
記事作成時点の価格ですが、GearBest では6GB RAM + 64GB ROMの価格は499.99ドルでセール中。
送料は基本無料ですが、届くまで1ヶ月程度覚悟する必要があるので、早く欲しい方はオプション配送のExpedited Shipping(DHL)をお勧めします。約15ドルです。こちらは7-10営業日で届きます。
OnePlus 6は頻繁にクーポンが発行される人気製品です。そういったセール/クーポン情報はこちらに追記していくので、こちらも併せてチェックしてみてください。
GearBestでの購入方法などは、下記記事に取り纏めていますので、参考にしてください。
・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い
・GearBest.comの買い方ガイド :「中国のGearBest.comでデバイスを買って輸入する方法~注文から届くまで」