SONYの6.0インチスマートフォン「XPERIA XA1 Ultra」のレビュー2回目。
今回は売りの1つであるカメラのテストと、ベンチマーク等基本性能をチェックして見ました。
前回のレビューはこちら。
SONYの6インチスマホ『XPERIA XA1 Ultra』実機レビュー! 先代のXA Ultraと比較してみた~
日本語に設定とプリインストールアプリケーション
日本語ロケールは最初から入っており、設定メニューからSONYアプリまでほぼ全てが日本語化されます。以下はプリインストールされているアプリケーションの一覧、Google日本語入力とAntutuだけインストールしていますが、その他は全て標準のもの。XPERIA関連のアプリは全て日本語版になります。このあたりはさすが日本メーカー。日本未発売端末ですが特に意識する事なく日本語版として使えるのは助かります。
ストレージとメモリ使用量
64GBストレージと4GB RAMを搭載のXA1 Ultra。実際のストレージ使用量は約14GB弱。空き容量は40GBほどですね。メモリも再起動直後で1.5GB程度と空きとしては余裕です。
AnTuTuベンチマーク結果
XA1 Ultraに搭載されるSoC :MediaTek Helio P20の実力をAnTuTuベンチマークで計測してみました。
AnTuTuベンチマーク結果は62428点となかなかの好スコア。
下記過去のベンチマーク結果と比較できるようにしています。ベンチマークに関しては上を見ればキリが無いのですが、62428という結果は悪くない。Snapdragon650には及ばないものの、Helio P10を搭載した先代のXA Ultraから1万点以上向上している点は良いところ。実際の使用感も良く、重い3Dゲームさえしなければ、ミドルレンジスマホですし動作は快適です。
機種名 | SoC(CPU) | AnTuTuスコア |
---|---|---|
XPERIA XZ Premium | Snapdragon835 | 164422 |
OnePlus 3T | Snapdragon821 | 163834 |
XPERIA XZ | Snapdragon820 | 137776 |
HUAWEI P10 Plus | Kirin960 | 136173 |
Galaxy S7 | Exynos 8890 | 129310 |
Xiaomi Mi5 | Snapdragon820 | 115337 |
UMiDIGI Z Pro | MediaTek Helio X27 | 97913 |
Xiaomi Redmi Pro | MediaTek Helio X20 | 93285 |
HUAWEI P9 | Kirin 955 | 89387 |
XPERIA X Compact | Snapdragon650 | 77226 |
Xiaomi Redmi Note3 Pro | MediaTek Helio X10 | 75345 |
Xiaomi Mi MAX | Snapdragon650 | 73643 |
XPERIA XA1 Ultra | Mediatek Helio P20 | 62428 |
HUAWEI honor 6x | Kirin655 | 56936 |
XPERIA XA Ultra | Mediatek Helio P10 | 49112 |
OUKITEL K6000 Plus | MediaTek MTK6750T | 44129 |
京セラTORQUE G02 | Snapdragon 400 | 25586 |
SHARP AQUOS SH-RM02 | Snapdragon 400 | 23516 |
カメラ
2300万画素の背面カメラを搭載するXA1 Ultra。カメラはこのXA1 Ultraの”売り”の1つですから期待してしまいすま。イメージセンサーがXPERIA XZと同じ「IMX300」になっているので、XPERIA XZとも比較して見ました。
まずは風景写真。ぱっと見で「綺麗」と分かるような写真が撮れています。
XPERIA XZとの比較。左がXA1 Ultra で右がXZです。真ん中のバーを左右にスライドすると比較できます。
[twenty20 img1=”27731″ img2=”27732″ offset=”0.5″]同じイメージセンサーですが、こんなにも結果が違うとはという感じ。XA1 Ultraのほうが明らかに綺麗です。
こちらは近めの写真。XZのほうが明暗が綺麗に出る写真が撮れます。ただこちらは「見たまま」に近いのはXA1 Ultraで、XZのほうがだいぶ補正されている感じです。
[twenty20 img1=”27734″ img2=”27733″ offset=”0.5″]カメラを重視ししているなら、XA1 Ultraは4万円台のスマホとしてはとても良い選択だと思います。
画面表示を調整可能
6.0インチのスマホなので、画面が大きい分、表示量を多くしたいものです。単に画面がデカくて文字がデカいと、簡単ケータイみたいで恥ずかしいし使い勝手も悪い。その点XA1 Ultraは小・標準・大の3つから表示サイズを変更可能です。調整後は、Google検索では表示文字数が明らかに多くなる。また通知領域やナビゲーションボタンも若干薄く・小さくなる。
漫画が見やすい読みやすい
私は電子書籍リーダー(主にKindle)の生活にどっぷり浸かっていますが、そこで重要なのが画面の大きさとページめくりのしやすさです。
XA1 Ultraの6.0インチフルHDディスプレイはさすがに綺麗で、ネットみたりアプリ使ってニュースみたりしても視野角よく色合いも綺麗なので不満がありません。電子書籍リーダーKindleで漫画を読んでますが、6.0インチは本当に漫画が読みやすい。5.5インチのXPERIA XZ Premiumでは文字が小さい所もきちんと読めるし、重さもほぼXZ Premiumと同じなので疲れが少ない。
Kindleなどの電子書籍リーダーの場合、ボリュームボタンにページ送りを割り当てられますが、これも快適。ボリュームボタンの位置がXA Ultraと違い電源の上に移動していますが、ページ送りに関してはこの位置変更は正解です。握りやすく押しやすい為、2時間ほど読書しても疲労感が軽いです。
総括
結論から言うと、ほぼ不満らしいものは無く、めちゃくちゃ満足度が高かった。XA Ultraにも不満があるわけではなかったものの、microUSBが使いづらいという点と、カメラもそんなに綺麗ではないという点ぐらいでしたが、その先代の不満も解決してくれ、尚且つ重量を14gも軽量化してくれた点に感謝しかありません。カメラは特に綺麗になりました。
個人的にはカラーがもうちょっと良い色があれば・・・というのが唯一の不満かな。XA Ultraのライムグリーンが明るいゴールドだったのですが、今回のゴールドはちょっとくすんだゴールドで・・・ブラックかホワイトにしておけば良かったとちょっと後悔です。
それでも、軽くて大画面という相反する希望をバランスよく叶えてくれたXA1 Ultraは、末永く愛用していけそうです。
SoftBank系(Y!mobile等)以外だと、日本のプラチナバンドをサポートしない点は残念ですが、B1/B3しか使えないdocomo SIMの方でも「6.0インチのXPERIAが使いたい」と思わせる端末です。XA1 Ultraはほんと日本で売ってくれないかな~SONYさん。
XPERIA XA1 Ultraの購入方法
ETORENでの輸入価格は、ゴールドカラーが419ドル(約4.7万円)です。*日本円価格は為替相場により毎日変化します
ETOREN販売ページ:XPERIA XA1 Ultra Dual SIM G3226 64GB
ETORENの特徴は以下リンクにも書いていますが、まず送料以外に追加費用が発生しないという点が良いところです。expansysなどのショップですと、表示価格以外に送料と輸入消費税(8%)が発生します。ETORENも送料は掛かりますが、消費税込みの価格です。なので商品到着時にこの税金分を現金で支払ったり、あとから郵便局やコンビニ等で支払う手間がありません。そして概ねですが、この消費税の費用分も鑑みるとETORENが一番安い事が多いです。その他メリットもありますが、そちらは下記紹介記事を参考にしてください。
関連リンク
・紹介記事 : ETORENでSIMフリー版『Sony Xperia X Compact F5321 32GB』を販売中! 4.6インチの貴重サイズ
・紹介記事:海外ガジェット通販『ETOREN』は輸入が楽に!日本人スタッフ対応~保証まで万全
・海外最新商品をいち早くお届け!【Etoren.com】