SONYのコンパクトモンスター『XPERIA XZ1 Compact』のレビュー後編です。
今回は日本語化やストレージ容量の空きは?といった基本的な点と、ベンチマーク、そして外に持ち出してカメラの実力を先代のXPERIA X Compactと比較してみました。
前回のレビューはこちら。
SIMフリー版『XPERIA XZ1 Compact』買ってみた! XPERIA X Compactと外観比較しつつファーストレビュー
日本語ロケールはもちろんあり
XPERIAの海外製のスマホは大概日本語もちゃんとありますが、XZ1 Compactももちろんありました。
SONY製だけあり、システム関連も全て日本語化されます。但しETORENで購入した型番「G8441」には技適はありませんでした。まぁ輸入品ですし、このあたりは仕方ないですね。
プリインストールアプリケーション
プリインストールアプリケーションの一覧です。SONYのものと、Googleの最小限のもの、あとはAVGとかFacebook、Spotifyなどがインストールされています。
このあたりはキャリアスマホ版と違い、すっきりさっぱりで、SIMフリーのほうが良かったといえる利点です。
ストレージ使用量
XZ1 Compactは32GBのストレージを搭載しているのですが、実使用量は12.32GBでした。
AnTuTuベンチマーク結果
Snapdragon 835 オクタコア の実力をAnTuTuベンチマークで計測してみました。
15万点越えですが、Snapdragon835として見ると「え?」というスコア。Snapdragon821とほぼ同等と、意外と伸びない結果でした。
機種名 | SoC(CPU) | AnTuTuスコア |
---|---|---|
OnePlus 5 | Snapdragon835 | 183202 |
Galaxy Note8 | Exynos 8895 | 177633 |
XPERIA XZ Premium | Snapdragon835 | 164422 |
XPERIA XZ1 Compact | Snapdragon835 | 157995 |
Xiaomi Mi MIX | Snapdragon821 | 153824 |
AXON7 | Snapdragon820 | 143811 |
XPERIA XZ | Snapdragon820 | 137776 |
HUAWEI P10 Plus | Kirin960 | 136173 |
HUAWEI Mate9 | Kirin960 | 130859 |
Galaxy S7 | Exynos 8890 | 129310 |
Xiaomi Mi5 | Snapdragon820 | 115337 |
ZenFone4 | Snapdragon660 | 112224 |
Ulefone Gemini Pro | MediaTek Helio X27 | 102112 |
Elephone S7 | MediaTek Helio X25 | 100104 |
UMiDIGI Z Pro | MediaTek Helio X27 | 97913 |
Xiaomi Redmi Pro | MediaTek Helio X20 | 93285 |
HUAWEI P9 | Kirin 955 | 89387 |
XPERIA X Compact | Snapdragon650 | 77226 |
Xiaomi Redmi Note3 Pro | MediaTek Helio X10 | 75345 |
XPERIA XA1 Ultra | Mediatek Helio P20 | 62428 |
HUAWEI honor 6x | Kirin655 | 56936 |
XPERIA XA Ultra | Mediatek Helio P10 | 49112 |
XPERIA X Compactとカメラ比較
先代となるXPERIA X Compactとカメラを比較してみました。
まずは風景写真。
[twenty20 img1=”31517″ img2=”31494″ offset=”0.5″]*スライダーバーを動かすと比較できます。
ちょっと角度がかわってしまいましたが、こうしてみると、さすがにXZ1 Compactは進化しています。池の奥の木々の色合いなど、明らかに明暗がはっきり付けられるようになりました。ただこの日は少し暗めの曇り空というのはありましたが、もう少し全体的に明るくても良いかなという気もします。
次にもう少し寄った絵。
[twenty20 img1=”31520″ img2=”31521″ offset=”0.5″]X Compactがダメな子に見えるぐらい差が出てしまいました。こちらもよりメリハリがはっきりして、明るい写真が撮れています。私自身、X Compactは釣りやSUPなどでお供していたので、そのときの写真を見ても「ダメな子」と思ったことはないのですが、こうして比較してしまうと、「乗り換えて正解」と思いました。特に釣りの場合、真鯛とか派手やかな魚はよりくっきり撮りたいので、ここまで違うともう戻れません。
ディスプレイやスピーカー
XZ1 CompactはディスプレイがHD解像度で、「ハイエンドなのに1280×720って」という気持ちはありますが、実際4.7インチだとHD解像度でも全く粗さは気になりません。
またフロントデュアルスピーカーは相変わらずいい音で、YouTubeレベルでも音がこもったりせず満足に聞くことができます。デュアルスピーカーと言っても背面や下部側面にあったりあるケースもよくありますので、この点はさすがフロントに2つスピーカーがある利点でしょうね。
総括
XZ1 Compactを買う前は「SoC(CPU)が新しいだけでそれほど変わってもないし、買わなくても良いんじゃない? X Compactにも満足しているし」という気持ちもだいぶあり、結構迷いましたが、結論としては買って良かったです。
私の場合は性能的にSnapdragon835を活かせるほど使い込むわけではありませんが、それでも性能の余裕度があるのは何かと精神的にも良いですし、ゲームをかなりやる方にとっても良いはずです。
カメラは明らかに進化していて、差がはっきりとわかるほど明暗がくっきりとした写真が撮れるので、カメラの性能重視という方にも満足できると思います。
その他これからコンパクトスマホが欲しいという方には、意外とこの小さくても使えるスマホは慣れると手放せないものがあるので一度使ってみて欲しい端末です。防水防塵だしどんな場面でも安心して使えますしね。(私の場合は主にアウトドアシーンメインのサブスマホとして使う)
不満点を挙げるとすれば、筐体デザインでしょうか。メタルボディになり、高級感は増したものの、悪く言えばインパクトが薄い平凡さはあります。SONYのデザインには冒険心がなく、コンサバの印象が強いのですが、それをカラーリングで補っている感漂います。落ち着いたメタリック調が好きな方なら良いのですがもうちょっと冒険したカラーもあったほうがいいかなというのが個人的な感想です。
とは言え、不満はこれぐらいで、好き嫌いのレベルですし、コンパクトモンスタースマホの復活はスペックだけではないという点ではかなり満足しています。
価格
価格はETORENでは535ドルで約6万円です。(ETORENの場合は輸入消費税込み)
但し価格は為替とセールで随時変更となりますので、最新価格はETORENでご確認ください。
・ETOREN販売ページ: SONY Xperia XZ1 Compact 32GB G8441
ETORENだと輸入消費税がかからない(価格に含まれている)ので助かります。その上、日本人スタッフ対応や、修理の際は国内の拠点に送るだけでいいなどのメリットがあり、サービスと総額のトータルで見るとETORENがオススメです。ETORENはFedExで配送されるのですが、配送後はほぼ中一日で届き、輸入している感覚が薄くなるほど迅速です。(当方関東地方)
ETORENについての細かい点は下記紹介記事をご覧下さい。
関連サイト
・紹介記事: 海外ガジェット通販『ETOREN』は輸入が楽に!日本人スタッフ対応~保証まで万全
・ETORENトップページ :海外最新商品をいち早くお届け!【Etoren.com】