EDIFIERからGREENFUNDINGのクラウドファンディングで発売された、「平面磁界ドライバー」を採用した新しく革新的なワイヤレスイヤホン【EDIFIER NeoBuds Planar】をレビューする機会を頂きましたのでレビューしていきます。
EDIFIER NeoBuds Planarの特徴
従来のイヤホンに多く使われているダイナミックドライバーは、コイルと振動板を使って音を出す仕組みです。
一方、EDIFIER NeoBuds Planarな採用された平面磁界ドライバーは、振動板全体に均一な磁力を作用させることで音を出し仕組みとなっています。
これにより、振動板の歪みが少なくなり、より原音に近い、クリアで正確な音を再現できます。
更に独自の第2世代EqualMass™技術により、圧倒的な解像度と立体的な音を実現。これまでにない臨場感を与えてくれます。
アダプティブノイズキャンセリング(ANC)機能と、LDAC対応でHi-Res Audio認証も取得。
また単体では7.5時間(ANCオフ)、ケース併用で最大30時間のパワフルバッテリーも搭載。
更にケースはワイヤレス充電が可能です。
EDIFIER ConneXアプリでEQ調整、イヤホンの紛失追跡、ケースLEDカラー変更等も可能。
その他、マルチポイント接続、IP55防水、0.08秒超低遅延ゲーミングモードなど、スペック/機能がもりもりのイヤホンです。
ドライバー |
12mm 平面磁界型ドライバー
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対応コーデック |
LDAC, LHDC 5.0, aptX Adaptive, aptX, AAC, SBC
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対応プロファイル |
A2DP, AVRCP, HFP, HSP
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Bluetoothバージョン | v5.4 |
ノイズキャンセリング |
Qualcomm 第3世代アダプティブANC
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最大再生時間 |
ANCオフ: イヤホン単体 約7.5時間, 充電ケース併用 約30時間
ANCオン: イヤホン単体 約5時間, 充電ケース併用 約15時間 |
重量 |
イヤホン片側 約6.18g
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マイク |
通話用AIアルゴリズム搭載 3+3マイク構成
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ワイヤレス充電 |
対応 (充電ケース)
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ハイレゾワイヤレス認証 |
対応 (最大96kHz/24bit, LHDC/LDACサポート)
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防水性能 | IP55 |
その他 |
イヤホンを探す機能, マルチポイント接続
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*EDIFIER様からお借りしてのレビューです。
開梱と外観
同梱品はマニュアル、収納袋、USB Type-Cケーブル、イヤーピース各種、イヤホンケース、イヤホン本体となっています。イヤーピースもXSからXLまであり、自分の耳に合わせて組み替えが可能。
EDIFIER NeoBuds Planarイヤホン本体。ガンメタブラックでソリッドでかなりそそられるデザインです。
ケース下部にLEDライトがあり、ケース開け閉め/充電時に点灯します。カラーは8色からアプリで設定可能です。
ケース背面にUSB Type-Cの充電ポートがあります。
なお、ワイヤレス充電も可能な為、ワイヤレス充電器を持っていればわざわざ有線接続する必要もないです。
個人的にスマホのワイヤレス充電は
マニュアルは多言語ペラ紙です。
但しアプリをインストール後は非常に読みやすいデジタルマニュアルがあるので、ペアリング後はこちらを見た方が見やすい。
装着感
NeoBuds Planarはいわゆるカナル型イヤホンで、耳にぐっと入れて固定するタイプ。
ここで大事になるのがイヤーピースですが、NeoBuds PlanarにはXSからXLまで5段階のイヤーピースが付属しているため、恐らく大抵の人の耳に合うものが探せるはず。
私はSで丁度良かったのですが、ぴったりとフィットして落ちる/ずれることはなく、電車に乗ったり車に乗ったりしましたが落ちる心配は無かったです。
音質抜群&EQ調整で自在にカスタム可能
Galaxy Z Fold6 でLDACコーデックにて実際にNeoBuds Planarで音楽を聴いてみると、その音質の良さは一発で体感できます。
ボーカルの息遣いとか、ドラムの振動まで伝わるのでは無いかと言うぐらい、細かな音のニュアンスが感じられ、非常にクリアに聴こえます。目の前で演奏されているかのような臨場感を感じました。例えば、クラシック音楽を聴いて、透き通るようなピアノの音を聴いた時、コンサートホールにいるかのような感覚になります。
ああ元々の音源はこんな良い音なんだと感じられるわけです。
また更に自分好みの音質にも変えられます。EDIFIER ConneXアプリを使えば、イコライザーモードがあり、プリセットから「原音」「ダイナミック」等を選択可能。また、自分なりの音にしたければイコライザー調整が可能です。
また面白い所では、自分がカスタマイズしたEQを保存したり、他人が設定したEQをQRで読ませたりすることも可能です。
アダプティブノイズキャンセリング
Qualcomm®の第3世代アダプティブ・アクティブノイズキャンセリング技術を採用しているNeoBuds Planarですが、実際はどうかというと、かなり強いノイキャンを体感できます。
超強力なノイキャンとまでは言えないものの、低音から中域のノイズをカットしてくれ、電車や車の雑音はかなり低減されます。横に人がいて話していれば、僅かに聞こえます。
ただ音楽を聴くという事で、聴いている際はそうした僅かに聞こえる声などは気にならなくなります。
また、EDIFIER ConneXアプリを使って、外音取り込みや風切り音低減などの設定も可能です。
タッチコントロール/装着検出/マルチポイント接続
EDIFIER ConneXアプリにはその他にも、タッチコントロール設定の変更や、装着検出、マルチポイント接続の設定などが可能です。
装着検出は非常に使いやすく是非オンにしておくことをオススメします。
イヤホンを耳から外したら音楽ストップ、耳に装着したら音楽自動スタートが可能で、一旦イヤホンを耳から外した時に、いちいち別アプリで楽曲止めて、また装着したらアプリから再生という手間が減ります。
またマルチポイント接続も有能で、一度2台のデバイスにBluetooth接続したら、あとは切り替える事なく2台のデバイスで利用可能になります。先に電源を入れて接続したほうが有効になる。いちいちアプリ上でリンク切って別のデバイスにつなぎ直す必要もなく、このルールさえ理解しておけば、使いやすい。
通話用AI搭載マイクは仕事でも使える
実際仕事で音楽聴きながら4-5時間ほど着けてみましたが、耳も痛くないし本当に開放的で痛くならない。
また、仕事中の会議でマイクも使ってみましたが、通話用AIマイクはかなり使えました。
電話/会議をTeamsでやる際に、ノイズや周囲の音が混ざらないようにしたいわけですが、会話が本当にクリアで相手からも全然雑音が無いと言われました。
まとめ
EDIFIER NeoBuds Planarを3週間ほど、仕事とプライベートで使ってきました。
カナル型で装着感が良い点、音の透明感などの高音質、ノイキャン、マルチポイント接続、ワイヤレス充電できる点など、欲しい機能が全て揃っているイヤホンと言えるでしょう。
良い点
・平面磁界ドライバーによる圧倒的な高音質
・LDAC/ハイレゾ音質
・細かく設定でき使いやすいアプリ
・マルチポイント接続の容易さ
・ワイヤレス充電
注意点
・イヤホンとしては比較的高価
価格は2万3984円と、さすがに低価格とは言えない価格帯です。
しかしEDIFIER NeoBuds Planarは、音質、機能性、使いやすさのすべてにおいて高水準にあると思います。
特に、音質にこだわる方やハイレゾ級のワイヤレス音質を求める方にとって、非常に魅力的な選択肢となるはずです。