SamsungのSIMフリー版スマートフォン『Galaxy Note8』のレビュー後編です。ETORENでシンガポールから輸入してみました。
今回は日本語化やストレージ容量の空きは?といった基本的な点と、ベンチマーク、そして外に持ち出してデュアルカメラの実力を試してみました。
前回のレビューはこちら。
SIMフリー版『Galaxy Note8』買ってみたのでファースト・インプレッション~Galaxy S8+とも比較してみた
日本語は初期セットアップからあり
一昔前のSamsungのスマホ/タブレットは、海外版は徹底して日本語無しで、日本語化に一手間必要でしたが、ここ1年くらいは日本語ロケールが入り安心して使えるようになりました。もちろんこのGalaxy Note8も初期セットアップからありました。
プリインストールアプリケーションと使い心地
プリインストールアプリケーションは良い意味で少なめです。GoogleとSamsungの標準アプリ以外はほぼ入っていません。
日本でもau/docomoの各キャリアから発売されるGalaxy Note8ですが、キャリア版は無駄(と思われる)アプリが多数入っていると思われるので、こういう点はやはりSIMフリー版の良いところ。
またシステム自体も使いやすく、画面2分割して半分から下はメモにしたりも可能(真ん中画像)。特にSペンがあるので、電話しながらメモ取りとか、使いこなせばかなり便利。
あとやはりペンがあると無いとでは断然使い勝手が違います。(1番右画像) 念のため確認したいときとか、地図の「この場所に来てー」みたいな時もさっと内蔵ペンを取り出して指示できる。一度使うと普通のスマホには戻れないぐらいの快感です。
メモリ/ストレージ使用量
今回使っているGalaxy Note8は、6GB RAM +64GBストレージ版です。
メモリの使用量は、起動直後で2.4GBで、空きは2.9GB。ストレージ空き容量は51.2GBでした。microSDも使えるので余裕はありますね。
AnTuTuベンチマーク結果
Exynos 8895 オクタコア の実力をAnTuTuベンチマークで計測してみました。
軽く17万点越えです。Exynos8895はGalaxy S8にも載せているものなので驚きは少ないものの、Snapdragon835と同等レベルであると言えると思います。
機種名 | SoC(CPU) | AnTuTuスコア |
---|---|---|
OnePlus 5 | Snapdragon835 | 183202 |
Galaxy Note8 | Exynos 8895 | 177633 |
XPERIA XZ Premium | Snapdragon835 | 164422 |
Xiaomi Mi MIX | Snapdragon821 | 153824 |
AXON7 | Snapdragon820 | 143811 |
XPERIA XZ | Snapdragon820 | 137776 |
HUAWEI P10 Plus | Kirin960 | 136173 |
HUAWEI Mate9 | Kirin960 | 130859 |
Galaxy S7 | Exynos 8890 | 129310 |
Xiaomi Mi5 | Snapdragon820 | 115337 |
ZenFone4 | Snapdragon660 | 112224 |
Ulefone Gemini Pro | MediaTek Helio X27 | 102112 |
Elephone S7 | MediaTek Helio X25 | 100104 |
UMiDIGI Z Pro | MediaTek Helio X27 | 97913 |
Xiaomi Redmi Pro | MediaTek Helio X20 | 93285 |
HUAWEI P9 | Kirin 955 | 89387 |
XPERIA X Compact | Snapdragon650 | 77226 |
Xiaomi Redmi Note3 Pro | MediaTek Helio X10 | 75345 |
XPERIA XA1 Ultra | Mediatek Helio P20 | 62428 |
HUAWEI honor 6x | Kirin655 | 56936 |
XPERIA XA Ultra | Mediatek Helio P10 | 49112 |
カメラテスト
Galaxy Note8を外に持ち出して、Samsung初のデュアルカメラの実力を試してみました。
まずは、景色の撮影。SONYのXPERIA X Compactと比較してみました。
[twenty20 img1=”31493″ img2=”31494″ offset=”0.5″]*スライダーバーを動かすと比較できます。
この日は雲があり多少薄暗かったのですが、Galaxy Note8はこうして比較すると池の奥にある木々も鮮やかに撮れていることが分かります。X Compactも単一の写真として見ると良く撮れているのですが、比較してしまうと多少もやっとした写真になっていることが目立ちますね。
また近接写真ではライブフォーカス(いわゆるポートレートモード)で背景ぼけ気味の写真を撮ってみました。このように綺麗に背景をぼかし、より手前の被写体を際立たせる事が可能です。
ライブフォーカスモードで撮った写真は、あとから「背景ぼかしを調整」することが可能です。
このようにぼけ具合を調整して、別の写真として保存が可能。但しHUAWEIのようにフォーカス位置までを変更することはできず、フォーカスはあくまで撮影時に決めなければなりません。まだこのあたりはソフトウェアの使い勝手向上が必要です。ただそれでもほとんどのケースではフォーカス位置は撮影時に決められるし、不満は殆どありません。
カメラ自体は以前のGalaxy Note FE(Note7)からは格段に進化しているので、他社からの乗り換えも含めて、かなりの人が満足できるものとなっています。
総括
結論から言うと、ほぼ不満らしいものがないGalaxy Noteシリーズの最先端機という事になるでしょう。
縦長のインフィニティディスプレイは、Twitterやネットなど、縦画面のほうが相性がいいものだとより使いやすさが際立ちます。ベンチマーク結果に現れているように、「遅い」という単語とは無縁の性能です。カメラも十二分に綺麗で、ライブフォーカスモードで簡単に背景ぼけ気味の綺麗な写真が撮れるし、ぼけ具合も後から調整が可能です。
反面、ホームボタンを失い、指紋認証センサーは背面に移動したため、虹彩認証があるとは言えロック解除は不便になりました。位置も悪く、カメラの横にあるので、押し間違いがしやすい。ここは次モデルで絶対に改善の余地があります。とはいえ不満と言えば唯一これぐらい。
やはりSペン内蔵という抜群の利便性は健在で、既にNoteシリーズを愛用している私からすると驚きはありませんが、今まで内蔵スタイラスを使っていなかった方には是非ともお勧めしたい使い勝手です。キャプチャーした画面に蛍光ペンでマーカーしたり、ペンを取り出すだけでメモ書きができたりと、一度使うとこんなに楽なものはありません。私の場合、小学生の娘を連れて食べ物屋等に並んだ際、立ちながらお絵かきさせたりできたりと便利に使っています。こういう暇つぶしアイテムとしてもSペンはてとても有効です。
価格
価格はETORENでは979ドルで約11万円です。(ETORENの場合は輸入消費税込み)
但し価格は為替とセールで随時変更となりますので、最新価格はETORENでご確認ください。
・ETOREN販売ページ: Galaxy Note 8 N950FD Dual SIM 64GB
ETORENだと輸入消費税がかからない(価格に含まれている)ので助かります。その上、日本人スタッフ対応や、修理の際は国内の拠点に送るだけでいいなどのメリットがあり、サービスと総額のトータルで見るとETORENがオススメです。ETORENはFedExで配送されるのですが、配送後はほぼ中一日で届き、輸入している感覚が薄くなるほど迅速です。(当方関東地方)
ETORENについての細かい点は下記紹介記事をご覧下さい。
関連サイト
・紹介記事: 海外ガジェット通販『ETOREN』は輸入が楽に!日本人スタッフ対応~保証まで万全
・ETORENトップページ :海外最新商品をいち早くお届け!【Etoren.com】