SONYから発売されたフラッグシップスマートフォン「XPERIA XZ2 H8296」の海外SIMフリー版自腹購入したのでレビューしていきます。
XPERIA XZ2 H8296の特徴
SONY XPERIA XZシリーズは良く言えば伝統的なオムにバランスデザインを継承してきましたが、悪く言えば時代遅れ的な上下ベゼルの太い旧態依然のデザインでした。
XZ2ではそのオムニバランスデザインを捨て、新しいフェーズに移行した最初のスマートフォンとなります。ディスプレイは5.7インチ縦長ディスプレイで解像度は2160×1440と流行に沿ったものになりました。ディスプレイサイズは5.2→5.7インチへとアップしていますが横幅は72mmと、XZ1の73mmよりもスリムになっています。
但しデザイン上背面は丸みを帯びたものとなり、太さは最大値では11.1mmとかなりアップしているのが気になります。
性能的にはスナドラ845とSnapdragon中最上位のものを採用するハイエンド仕様なのは変わらず、RAM 4GB、ストレージ64GBはXZ1からは変更なしです。
型番のH8296はデュアルSIM仕様。対応LTE周波数帯 は幅広く、日本のプラチナバンドであるB8(SoftBank系)、B19(docomo系)をサポートしてるので、日本でも充分使えますね。
1(2100), 2(1900), 3(1800), 4(1700/2100), 5(850), 7(2600), 8(900), 12(700), 13(700), 17(700), 19(800), 20(800), 25(1900), 26(850), 28(700), 38(2600), 39(1900), 40(2300), 41(2500), 66(1700/2100)
細かい製品紹介に関しては、別途記事にしているので下記ご参照ください。
今回は初回ということで、ファースト・インプレッションとして開梱~外観レビューを中心にレビューしてみたいと思います。
主要スペック
XPERIA XZ2 | |
---|---|
ディスプレイ | 5.7インチ フルHD+ (2160×1080) アスペクト比18:9 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 845 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB UFS |
OS | Android 8.0 |
カメラ | ・背面 19MP F2.0、960fpfスーパースローモーション ・前面 5MP F2.2 |
バッテリー | 3180 mAh (QuickCharge3.0 /ワイヤレス充電対応) |
ネットワーク | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth 5.0, NFC |
SIMスロット | nano SIM + nano SIM デュアルスタンバイ |
microSD | 有り : 最大400GB (nano SIMと共用) |
対応周波数帯 | LTE band 1(2100), 2(1900), 3(1800), 4(1700/2100), 5(850), 7(2600), 8(900), 12(700), 13(700), 17(700), 19(800), 20(800), 25(1900), 26(850), 28(700), 38(2600), 39(1900), 40(2300), 41(2500), 66(1700/2100) HSDPA 800 / 850 / 900 / 1700(AWS) / 1900 / 2100 |
サイズ | 153 x 72 x 11.1 mm |
重さ | 198g |
その他 | ・USB Type-C ・指紋認証センサー ・ステレオスピーカー ・IP65/68 防水防塵 |
カラー | Liquid Black Liquid Silver Deep Green Ash Pink |
サポート言語 | 日本語 :あり |
開梱
さて開梱です。購入はいつものETORENです。
ETORENからは変換アダプタが添付されていました。
同梱物。以下の写真に写っている通り、マニュアル関連、USB充電器、USB Type-Cケーブル、イヤホンです。また、USB Type-C toイヤホンジャック変換ケーブルも付属します。USB充電器はETORENが添付してくれたアダプタを仕様すれば使えますが、これはさすがにデカすぎますね。海外SIMフリー版ですしこんなのはよくあること。各自で用意しましょう。
外観レビュー : XPERIA XZ1と比較
ここからは先代のXPERIA XZ1と比較しつつ外観を見ていきます。
XZ1比で横幅で1mm細くなり、縦方向では5mm長くなったXZ2。こうして見比べるとディスプレイ比率が高くなり、XZ1のデザインが本当に古くさく見えます(見えるというか本当に古いんだけど)。
XZ2はやっと人並みになったというレベルではありますが、充分デザイン的に「見栄えがいい」と言える出来です。左右ベゼルは細めですがしっかりとあります。ベゼルレスなら更にインパクトを強くできそうですが、まぁこれぐらいは許容範囲でしょう。
次に気になる太さです。XZ1の最厚部 8.1mmから11.1mmと3mmプラスとどれだけ薄く作れるかみたいな競争をしているスマホ界で「プラス3mm」はどう見てもアウトだろ・・・・と思ってましたが、意外と悪くはありません。以下USB端子側から見たところですが、側面自体はXZ1より薄く、そこから中央部分に向かってなだらかにカーブしていくので思ったよりも太くない。こちらは右側面。もっこりとしていてもちろん細身とは言えませんが、手持ち感はもっこりが気にならない。スマホって手に持っている時、手のひらとスマホの間に空洞ができるので、その間が多少埋まったところで気にならないからでしょう。逆に気になるのは電源ボタンの小ささ。以前のXZ1の大きさを考えると半分以下。普通のスマホレベルとは言えもうちょっとほかりやすくても良いかなと思います。ただ配置はほぼ真ん中に位置していて、この配置は個人的には極上です。縦長ディスプレイスマホでより指が届きにくくなったのに、何も考えず上方に配置しているスマホも多数ある中、XZ2は真ん中にあり、ぱっと手に取った際に自然と指が届きやすく絶妙で使いやすい。
上部にはマイクとSIMトレーがあるだけです。XZ1比だとあとはイヤホンジャックが無くなったのはちょっと残念な点ですね。
背面の比較。カメラと指紋認証リーダーが真ん中付近に配置されています。NFCリーダーもカメラのちょい上辺りに配置されました。背面は特にそうですが、明らかにXZ2のほうが高級感が増してます。今回購入したのはディープグリーンというカラーですが、光の当たり方次第でブルーっぽく見えたりもして「ドヤ度」が高く所有欲を満たしてくれます。
でも良いことばかりではありません。なだらかにもっこりしている背面は、持っている分には違和感がありませんが、置いて使おうとするとかなり厳しい現実にぶち当たります。
つるつるの背面と相まって、置いたままでは滑ったりガタついたりして安定しません。XZ2を滑りやすいテーブルに置くと、ちょっとつついただけでクルクルと回るぐらいです。これはカバーで解決すべきでしょうね。
実重量と体感
実重量の計測です。198gとカタログ値どうりです。
重さは確かに感じます。XZ1の手持ち感よりは確実に重いなと感じます。ただ何度も書いてますが背面もっこりはホールド感を増すので、ほぼ200gのスマホという感じまでにはならない。体感的には180gぐらいなイメージでしょうか。
サイズにしても重さにしても、実数字という名よりも感触という実を取ったという感じです。
開梱レビューまとめ
今回はレビュー前編として、開梱してXZ1と比較しつつ外観周りと重さなどを見てきました。
本文に書いたとおり、意外と悪くなく「あ、これが新しいXPERIAか。いいね」と思わせるオーラがあります。それは18:9で画面占有率が上がり、ベゼルが全体的に細くなった前面。背面はガラスで美しく仕上げてあり高級感が高まっている為でしょう。個人的にはXPERIA好きだからとかなり人柱的な覚悟で買いましたが、ちゃんと物欲を満たしてくれてますし、人にどんどん見せたくなるぐらいで、この新デザインは充分効果的です。数字だけおっかけてどうこういうより、XZ2は日本で発売されれば是非とも店頭で触って欲しい。
ただ置いて使うのは厳しく、是非ともいいカバーと巡り会いたいところ。ただこの背面の美しさを損なうこと無く、且つ薄く持ちやすいものを探すのはかなり苦労しそうです。(もともと太いというのはこのあたりにも負の波及を及ぼしてしまうのは致し方ない)
レビューは後編の「ベンチマーク、カメラを使ってみた」編に続きます。※後日アップ予定
XPERIA XZ2 H8296 の価格
ETORENでの販売価格は676ドル(74607円)です。(ETORENの場合は輸入消費税込み)但し価格は為替とセールで随時変更となりますので、最新価格はETORENでご確認ください。
・ETOREN販売ページ: Sony Xperia XZ2 H8266 Dual Sim 64GB RAM
ETORENだと輸入消費税がかからない(価格に含まれている)から総額も安く、その上、日本人スタッフ対応や、修理の際は国内の拠点に送るだけでいいなどのメリットがあり、サービスと総額のトータルで見るとETORENはオススメです。
ETORENについての細かい点は下部にある関連記事をご覧下さい。
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