【旅行記】北海道層雲峡と根室で釣りだけをする二人旅~贅沢な自然に癒やされてきた

3月の春休みの間に、北海道にいる息子に「良いところがあるから釣り行こうぜ」と誘われて層雲峡から根室に旅をしてきました。

嬉しい反面「金は親持ち」なので、要は金ずるではあるのですが、私も全然年末年始からドタバタしていてアウトドアどころか釣りすら行けず、悶々としていたので、奥さんからも息子の一人暮らしがどうなってるか見てこいと快諾頂いたので、ぷらっと一人で北海道まで行ってきました。

プランは釣りだけ

層雲峡と言えば北海道大雪山の麓にある一大温泉地。北海道のほぼ真ん中ですね。

流星の滝や銀河の滝といった雄大な滝が有名ですが、冬は凍っていて雄大さが分からないらしい。

というか私達は観光なんてするつもりはさらさら無く、基本的には釣りオンリーの二人旅。

阿寒湖を見下ろしながら空港に到着です。

雪漕ぎがツライ

3月末の旅でしたが、旭川~層雲峡の道路には雪が無いのでドライブも安心です。

たとえ釣れなくても、自然に癒やされればそれでいいというぐらいハードルが下がっている私。
空港から旭川あたりの景色も最高で、もうのんびりしているだけで良いのかもしれないとすら思い始めてきた。

とりあえず旭川でどこで釣りするかドライブしながら探し、川沿いを雪の中、歩きながらルアーを投げ込んでいく事にした。
息子というガイドがいるので安心ですが、それ以上に私の体力がヤバイ。
いいエントリーポイントが見つからず、「少し歩くか」と言われたのですが、、、これがまた大変なのです。

雪漕ぎというらしいのですが、雪は見た目はカチカチでも実際は膝ぐらいまで埋まる中を歩いて行くので、もの凄い体力を使う。良さそうなポイントまで釣りをしながら1kmぐらいは歩いたと思いますが、ポイント付くまでに数回は雪の中にへたり込んだほど。ジョギングもしているしそんなにパワー/スタミナ不足は無いはずなんですが、、、

体感的には、階段を200段ぐらいを1段飛ばしでダッシュで一気に登ったぐらいの疲労度。それを何本も走っている感じで、太ももパンパンです。
息子は全然平気な顔しているので不思議に思っていたら、体重の差で私のほうが20-30cmぐらい更に雪中に沈むので余計に疲れる事が判明。まじでカンジギが欲しくなりました。
以前、ホームセンターの釣り具コーナーにカンジギ(スノーシュー)が売っているのが不思議でしたが、その理由を身をもって知りました。その前に痩せろって事ですが(汗)

でも、景色は最高です。全然釣れないのですが、それでもいいやって感じで、雪の上に暫く座り込んでました。

ガイドさんからは「投げなきゃ釣れないぜ-」とハッパ掛けられたものの、「景色とこの川の雰囲気だけで腹一杯や」でした。

層雲峡は雰囲気最高

釣れない旭川にサヨナラをして、一路層雲峡へ。

この景色の中をドライブできるだけでも幸せです。道民となった息子からすると「1週間もいたら飽きる」と言いますが、私は飽きない自信あり。奥さんにガチで移住してもいいと半分冗談で話してしまいました。それぐらい都会のゴタゴタに疲れていたわけですが、奥さんにもこうした景色の写真と動画を見せると「山の中で暮らすのも良いよねぇ」と半分ノリノリ(汗)

なんとか車停めて降りれる場所を探して入水してみました。いやー気持ちいい。

雰囲気最高。でも魚居ない。でも満足。

ガイドの息子と雑談しつつ、この雰囲気の中、川を歩きながら釣りをする。それだけで極上の贅沢。

何も考えない。

ただただルアーをキャストする。

ガイドとは言え初めて層雲峡で釣りをした道民の息子ですら「この景色は笑うぐらい良いねぇ。釣れたら最高だけど、釣れなくても最高だな」と満足。

釣りの季節的にはもうちょっと後なんだろう。景色で腹いっぱいにして、層雲峡のホテルに泊まって翌日に賭ける事にしました。

根室と標津、そして最後は・・・

川釣りは厳しいかもと判断した我々は、一路根室方面にドライブ。

今度は海釣り。根室は私も以前真冬でもアイナメやカジカが釣れたりしてますし、息子はここに友達と来て爆釣を何度も体験している実績のあるポイント。

そう。我々は景色だの雰囲気最高だのと言ってましたが、なんだかんだ言って「魚が釣りてぇ」のよ。

いや、層雲峡の景色でも満足なのは間違いないのだけど、どうせならプラスご褒美が欲しい。

朝一からとある漁港で粘りますが、ルアーには一度も当たり無し。途中他の方が来て「釣れてます?」と聞かれ「惨敗中ですー」と応えると、「じゃあ頑張って私達で釣りますよー」なんて言っていた方が、1時間後に無言で我々の後ろを撤収していった。

息子はもうお爺ちゃんのようにクーラーボックスに座り込んで諦めた釣りをしている。

我々も海の釣りは諦めて撤収。

その後、ガイドが何度も釣れたという川を何カ所も回って攻めますが、前日に雨が降った関係で川がカフェオレってゆーかミルクコーヒーのような色になっていて、釣れる気配ゼロ。

もう惨敗確実な感じでしたが、ここは釣り師として冷静になってみた。
「昨日雨が降っていない地域に行けば良いのでは」と。

そんなわけで根室近くは諦めて北上。そんな途中で見つけたポイントに入ってみた。

ちょうど年配2名組の方が釣り終わって上がってくる所でした。ここは友好的に話して情報交換です。

すると「60cmが2匹、45cmが1匹釣れたよ。渋いけどなんとか釣れたわー」と。素晴らしい情報頂けました。
「3匹釣れて渋いとは贅沢ですよー。私達2日間でアタリゼロです!」って自虐を笑いながら話してた。
やはり北上は正解だ。

ここも雰囲気最高。
しかし、、、1.5時間ほど粘りましたが一度も魚のアタリを感じる事なく、撤収。
全部釣られちゃった後なんだろうなぁ。北上に気付くのが遅かった。
「これも経験の差だな。まぁ次からは雨の予報も頭に入れとけばいいよね」なんて話していると、

ガイドが「うおぃ。魚見に行くぞ!」

標津サーモン科学館“に連れて行ってくれた。

いわゆる鮭系鱒系の水族館。

アメマス、ニジマス等々の泳いでいる姿、また幻の魚イトウが大量飼育されていて、魚に飢えていた私の気持ちをかなり和らげてくれました。有料だけど、、、。

さすがガイド。釣れないときの釣り人の心が良く分かってる。

旅の終わり

今回の弾丸釣りツアーはこれにて終了。

2日間で、二人で、1度もアタリすらない、、、、釣りとしては惨敗。
お魚さんとの出会いはまた次回ですね。冬の北海道釣行は厳しい。

うちのガイド(息子)はこの日の為に、事前に一度釣りなしで調査の為に旭川と層雲峡をドライブして、釣り場をチェックするという気合い入れた釣行だっただけにかなり悔しかったようで、「GWあたりにもう一度リベンジするぞ。飛行機乗ってまた来て」とお誘い受けました。うーん行っちゃおうかな(汗)

しかし、雪景色とその中で水に入って釣りができる贅沢さは関東ではなかなか味わえない事。
充分目と心を癒やされて戻ってきました。

やっぱ北海道いいなぁ。気持ちだけは移住してもいいぐらいです。
札幌側に行ってしまうと都会ですが、道東はほんと景色が最高です。

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