片手マンガロイドとしてスマホ『Nexus6』『Ascend Mate7』『Xperia Z Ultra』をレビューしてみた

私の場合・・・漫画、小説等々の電子書籍を読む端末として、スマホ初期から、最近ではズルトラ(Xperia Z Ultra)Ascend Mate7、そして現在はNexus6と乗り換えてきました。

もうこの電子書籍という世界は私にとっては手放せない「暇つぶし」アイテムであり、「どこでも読書」アイテムでもあり、「就寝前のひととき」アイテムでもあります。
雑誌なんかもほぼ買うことは無く、全て電子書籍。
いまはiPad AirからARROWS Tab FJT21に乗り換えて、こちらもドコモの月額420円で読み放題の「dマガジン」で活用中。

そんな電子書籍ですが、いちばんの問題は読みやすさ・・・なんですね。
端末がある程度重いので、手軽に読むにはやはり端末と片手持ちのバランスが大切。

「だったらiPhone5とかのサイズがいいんじゃね?」と思いそうだが、これは電子書籍の宿命で、画面が小さい=文字が小さいとなり読みづらい。
私の長年(?)の経験から、片手マンガロイドの最適解は『6インチ』クラスであると断言します。
これなら小説の小さい文字だって読みやすい。
nexus6 Book reader
1画面で片面1ページがきっちり読めれば、いちいちズームしたりしなくていい。
しかしつり革につかまっている時などはスマホを片手で持って読む必要がある。常に両手が使える環境とは限らないわけですから、ズームやスワイプをする必要がある端末は操作性に難あり。

また「ボリュームボタンが押しやすい」必要がある。
「ボリュームボタン」は、ページ送りに該当させることが出来るので、片手で読むには最適な機能。
iPhone=iOSは、どんなビュアーであってもボリュームボタンにページ送り機能を割り当てられない強固な『仕様』の為、片手マンガロイドには向いていない。
※最近はわからないけど・・・それでiPhone6は検討段階で却下した経緯があります。

だからスマホは片手で持ち、その手でボリュームボタンの操作ができることが大前提。
ボタンが押しづらい位置にあったり、ボタンが硬い、ご動作し易いなどは論外だ。
ちょっとボタンが固かったXperia Z Ultraとバイバイしたのはそれが原因。

そしてAscend Mate7、Google Nexus6に移行してきたわけです。
むしろ、このマンガロイド、電子書籍ビュアーとして「快適か」がメインのスマホ乗り換え理由という、傍から見たらアホなんじゃないかと思うくらいな私が、「Nexus6」「Ascend Mate7」「Xperia Z Ultra:ズルトラ」を片手マンガロイドとして評価してみました。

Google Nexus6

Nexus6_manga
私的に現時点で最高の端末だと思う。
これは握り方の癖もあると思うのですが、6インチスマホだと、画面半分から下側を持っていることが多く、そうした場合、ボリュームボタンの位置が上の写真のように、人差し指や中指で押せる配置で気持ちいい。

ボリュームボタンを押す「作業」は何度も行われるので、指を変えたくなる衝動がおきます。
Nexus6の場合は、人差し指、中指だけでなく、薬指でも押せるという小気味よさ。
またこの位置だと左右どちらの手でも押しやすく、長時間読みふけっても疲れ度合いが分散されて、読書に集中できるのがいい~

更にボタンも軽いので疲れは薄いのです。

ただ有機ELディスプレイはこんな感じで直射日光下では大変見づらいのが難点。
nexus6 out view
それでも太陽光下で読むことは少ないし、電車の中、何かの行列待ち、ごはん処などなどの「読書タイム」はだいたい屋内。
そこでは有機ELディスプレイはバツグンの視認性で、IPS液晶を凌ぐので、現段階ではベストチョイスですね。

HUAWEI Ascend Mate7

Ascend Mate7_manga
画面はIPS neoという液晶で、バツグンに綺麗です。
そしてサイズ的にも、重さもNexus6とほぼ変わらないから、持ち易さもとてもいいかんじです。
とても中華スマホとは思えない出来具合。

しかし、マンガロイドとして考えた場合、あくまでNexus6との比較ということだが、若干落ちる。
ボタン配置がNexus6と逆で、ボリュームボタンが上側に配置され、ちょっとだけ押しづらい。

写真のようにある程度端末を包み込むように持ち、ボタンを押す指はほぼ「左手中指」に限定される。
その中指も、何と言うか・・・指の腹で押すのでちょい疲れる。
一番力が入る指先付近では押しづらいのです。
人差し指でも押せるが、そうすると端末ホールド性がやばくなって、多少グラつく感じ。

右手でも押せるが、今度は親指限定になってしまう。
これはこれでできないことは無いが、やはり親指のボタン操作はつかれます。

SONY Xperia Z Ultra:ズルトラ

Xperia Z Ultra
ズルトラは私が初めて「電車の中で漫画読むならこの端末最強かも」と思わせた素晴らしい端末・・・だったんです。
過去形です。ええ。
良いところはたくさんあるんです。画面の綺麗さとか、端末の薄さとか、デザインとかね。

ただやはりバランスが多少悪い。
6.4インチの画面にプラスして、Xperiaは全体的に上と下に黒いスペースがあり、nexus6比で約20mmも縦長なんです。
ここにボリュームボタン位置が真ん中より下にあり、この位置で握ると、短時間ならいいんですが、読書のように長時間握っていると上側が重いから疲れる。
バランスが悪いからしっかり握る必要もあるのですが、今度は端末が薄いからしっかり握るのが握りにくい。

更にボリュームボタンが固めのセッティングの為、指も痛いという・・・ちょっと大変な端末でした。

それでも、当時はズルトラ以上の私にとってのマンガロイドは存在しなかったわけで、「このくらいの苦労・・なんてことないさー」と頑張っていたんです。

片手マンガロイドとしてのベストチョイスはnexus6

過去の端末の感想を並べてみると
ズルトラ「押しづらいけど我慢じゃー」
Ascend Mate7「だいぶ快適になった!けど指が・・・」
nexus6「うぉぉぉー楽ちん」

こんな感じ(^_^;)

そんなわけで現在日本で購入できる片手マンガロイド端末は、Google nexus6が最強なんじゃないかなーと思います。
有機ELディスプレイの美麗さ、片手の操作感など満足感は高いし、いまのところ大きな不満はありません。

ズルトラもだいぶこき下ろしちゃってますが、あれはあれで凄くいい端末なんですよね。
ただ、端末としては後発組に研究されちゃって、よりよい端末がでてきてしまっただけで、画面の見やすさ、解像度など、以前はファブレットという分野を引っ張った名機です。今年の前半には『Xperia Z4 Ultra』が発売されるというもっぱらの噂ですし、それ見たら買ってしまうかもしれません。

またAscend Mate7もマンガロイドとしてはいい端末。
nexus6を100としたら90点はあげてもいい素晴らしい端末で、IPS neo液晶は太陽光下でも視認性は高いし、画面は綺麗だしと、読書には最適な1台なんです。
ただボタン配置がややnexus6とくらべて不利だったというだけ。nexus6との価格差を考えれば、4万円という価格で手に入るSIMフリーハイエンドスマホとしてはバツグンの性能です。

ということで、片手マンガロイド(というか読書スマホ)としてはnexus6が今のところ最強というレビューでした。



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