ASUS 「ZenFone6」発表会まとめ~カメラ部がモーターで回転するフリップカメラ搭載

ASUSがフラッグシップスマートフォン「ZenFone6」を発表しました。

フリップカメラというギミックを念入りに公開した発表会の内容をまとめてみました。

ZenFone6 発表会

ASUSはスペインで新たなフラッグシップスマートフォンであるZenFone6を発表しました。
リーク情報では上下スライドという説がかなり流れていましたが、完全に裏切られました

ディスプレイは6.4インチフルHD+解像度。ノッチレスディスプレイでベゼルもほぼなく画面占有率は92%もあます。SoC(CPU)はSnapdragon855。バッテリーはなんと5000mAh大容量です。

ステレオスピーカー、イヤホンジャック、トリプルスロット(nanox2 + microSD)、そしてフロントカメラが無い事により、No Distraction=苛立たしさがない。

さて特徴的なカメラは、48MP+13MPのダブルレンズ。ここまでは普通のスマートフォン。

ですが、この背面のカメラが電動モーターにより180度フリップしてフロントカメラになります。

背面カメラを必要な時だけフリップさせてフロントカメラになる機構はこういう考え方は以前からいくつかのメーカーでトライされてきましたが、メジャーメーカーがハイエンドでこういうトライをするのは初めてかと思う。(Galaxy A80と発想は近い)

動作する様子は発表会の動画を見て頂ければ分かりやすい。(フリップ解説のあたりからスタートするようになっています)

Galaxy A80などと違うのは、90度のポジションにも固定出来る点。

これによりローアングル/ハイアングルで撮りたい時も持ちやすい。

バックカメラがフロントカメラを兼ねることにより、ある程度レンズスペックを妥協したスマートフォンより遙かに良い絵が撮れるわけで、発表会ではGalaxy S10+との動画比較をしています。ZenFone 6のほうが色合いに深みもある。

このフリップカメラは電動モーターで動くため、180度のパノラマ撮影はお手の物。ワンクリックで撮影が可能。こんな写真すら簡単に撮れてしまいます。もう人が動いてパノラマにする必要はありませんね。

このフリップカメラで気になるのは「飛び出している時に落下させたら?」とか「子供がいじったら壊れるのでは?」という疑問。それにもちゃんと答えています。まず落下させた場合、センサーが落下を感じるとフリップカメラは即座に閉じるようにできています。

また、結構ドキドキな動画を発表会では公開していたのですが、子供に与えて好きに使ってもらうパターン。手やドライバーでこじ開けたり、コインや粘土、クリップを挟んでみたり・・・それでも全く問題無い。もちろん推奨はしないのでしょうが、「大丈夫か?」という心配はメーカーも分かってるさというのが頼もしい。

カラーはトワイライトシルバー/ミッドナイトブラックの2色。
リーク情報の上下スライドスマホはかなりスタイリッシュだったので、この発表会でみたフリップカメラのリアルZenFone 6は「なんだ、、、これかー」と正直思ったのですが、発表会見ている限りかなりポジティブな印象に変わりました。確かにスライドスマホよりは、「ZenFone 6を買えばこんなことができる」という訴求力が遙かに上ですし、みんなで集まった際にパノラマ写真撮ったりできるので楽しそう。ASUSの今の状況考えると、普通に(ZenFone5のように)スタイリッシュスマホだしても意味が無いのは確かなので、ASUSだからできることをうまく攻めているなと感じました。

基本スペック

*公式ページオープンに伴い、スペック表を更新

価格

6GB+64GB版 : 499ユーロ (日本円で約6.1万円)
6GB+128GB版 : 549ユーロ(日本円で約6.7万円)
8GB+256GB版 : 549ユーロ(日本円で約7.3万円)

関連リンク

・ASUS公式ページ: ZenFone 6

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